飼育農場と原種豚
豚を育てて30年、この間の育種研究によって、肉質・脂質・繁殖性・耐久性に優れた「種豚」をつくりあげました。これは、多くの特質を具えた中国種を、さらに独特の交配法で劣性因子を取り除き、純度の高い血統原種に固定化し、別に改良しだ欧米種の特徴と掛け合わせた独自の三元豚で、優良な遺伝子を保持しています。
肥育期間も7~8ヵ月と一般の豚より30~60日程度じっくり育てています。そのため、脂質の向上と保水性に優れ、肉と脂質の調和のとれた旨昧とまろやかな仕上がりがこの豚肉の大きな特徴です。
哺乳期間・飼料
長期晴乳で自力で離乳できるまで充分な授乳を行っています。豚の一生の健康に大きな影響を与える刻果があります。
成長段階・肥育度など、豚の状態に適レた飼料を与えるために、厳選した原料を使つての自家配合です。
しかも毎日青草などを与え、健康増進を図っています。これは、配合飼料からだけでは得られない微量な栄養成分を自然のものから摂取するためで、消化促進と腸の調子を整える働きを促しています。
飼育環境
豚にとってストレスの少ない状況を心がけており、豚舎は開放的で風通し良く、おが屑や籾殻で生活しやすい環境を整えています。毎日、人がその環境を作るべく隅々まで手をかけています。
最高鮮度・品質京都市中央卸売市場第2市場から直送!!
京都市中央卸売市場第2市場内にて、と畜から梱包まで外気に触れずに最短時間で作業を完了!
※ トラック輸送をする事により、外気やトラック内等で雑菌が付くリスクや、枝肉の中心温度の上昇により品質の値下(バクテリアの発生〉につながる。
品質・衛生管理
HACCP講習受講者による品質・衛生管理にこだわり、安心・安全な豚肉の提供をいたします。
平成30年には新市揚にて世界最高水準のFSSC22000の導入で、更なる品質・衛生管理に徹底いたします。
◎枝肉の温度管理:中心温度を5℃以下で作業を完了する事でバクテリアを発生させない。
◎金属探知機:異物混入を防ぐ
◎ATP検査:細菌・ウイルスを減らす
豚背脂肪の脂肪酸組成分析結果美味しさが科学的にも証明!!
分析者 | 中部飼料(株) 研究技術部 養豚グループ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
サンプル |
|
||||||
分析結果 | オレイン酸(C18-1)が多くて、リノール酸も程よい、コクのあるおいしい豚肉となっていると思われる。 オレイン酸(C18-1)、αリノレン酸(C18-3)が多く、18-10/18-1が低いため、融点が低く、口どけの良い豚肉である。 |
-
オレイン酸は、コレステロール低下作用があり、リノール酸と違ってHDLコレステロールは低下しません。しかも、他の脂肪酸に比べて酸化されにくいという性質も持っています。
-
αリノレン酸は、体内でEPAやDHAにへんかんされるため、血中の悪玉コレストロールを減らして、善玉コレストロールを増やしたり、ガンの発生や増殖を抑制する働きがある。
また、脳梗塞、心筋梗塞、高脂血症、高血圧、ガン予防・改善効果、コレステロール値の低減、中性脂肪値の低下、記憶力や認知力を高める働きが期待できます。
さらに、アレルギー症状の緩和作用があり、花粉症やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎の症状を改善する効果もあります。
-
体温で
溶け出す!